Sun - March 21, 2004

塊魂(PS2)


クリアしました!いやー楽しい。これだけ楽しいゲームって久々なんじゃなかろうか。ストーリーで引っ張るのでなく、操作する事自体が楽しいのはゲームの原点。すでにクリアしたステージでもついついプレイしちゃいます。

くっつけて行くと言えば、namcoには「フォゾン」という往年の名作がある訳ですが、この「カタマリダマシイ」は、3Dにしたその延長上のアイデアと言う事もできるんでしょう。形を模倣していくフォゾンと、大きくしていく事を目的とするカタマリダマシイ、目的が全然別ものなので、多分違うけど。単なるオールドゲーマーの戯言です。

なんだか、ただ単に「転がす」て操作しかしてないし、あとはステージが用意されてるだけなのに、その転がす行為の楽しい事楽しい事。しかもそのステージがものすごくよく配置されているため、ペタペタくっつけていくだけでも戦略性が求められる。それまでははじき飛ばされてた相手をくっつける事ができるようになった快感…でも大きくなったおかげで、それまで通れた場所が通れなくなったり…でももっと大きくなると、今度はその場所ごとくっつけたり。最終ステージはその最たるもの。ギリギリでクリアできなくて何度もプレイしたけど、それがストレスには感じなくて。

しかし作りが上手いね。小さいモノ(画鋲とかキャラメルとか)から大きな物(石油タンカーとか都庁まがいのビルとか)まで、これを同列にフィールド上に配置してたらオブジェクトの数がハンパじゃなくなってしまうので、多分ある程度の大きさになった時に表示される、王様のコメントと画面の回転ブラー、このバックでオブジェクトの大きさの基準をシフトして、必要な大きさのものだけを表示するようにしてるんだろうね。

登場するモノはすべてカクカクのポリゴン。これが味になってるのは勿論(だって、オー!マイキーみたいな雰囲気のステージ間のデモに登場する手描きキャラのグラフィックもわざわざカクカクした輪郭になってるもんな)の事、大きくなってきたカタマリに巻き込まれる犬猫や人間(爆笑)、ゾウ、キリン…これがリアルなタッチになってたら、エグイっちゅーか阿鼻叫喚の図になる事間違いなし。それを緩和する意味でもこの現実感のないタッチが効果をあげてますね。
(でも、巨大になって街の人々を巻き込んでると「二重螺旋の悪魔」の最後の方のシーンを思い出すな…自分がああなった気分。)

音楽はかなりサイコーです。カッコ良いわセンス良いわ。田中雅将(クリスタルキング)のOP、水森亜土のジャズ、新沼謙二のヒップホップ(!)、松崎しげるのEDが特に好きかなぁ。サントラも出るらしいので、これは是非買わなければ!…また亜土タンの歌声がまた聴けるとは…!この曲が聴きたいばかりにステージ3ばかりプレイしている有様なので、早く出てほしいなぁ。

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