Sat - February 7, 2004

FOMA F900i その2(素材自作編)


画面サイズが505iと一緒なので待ち受け画面は特に変更もなく。でも新たにMidiフォーマットが標準となった着信音と、QuickTimeで作成できるiモーション、この辺を自作してみました。…簡単なんだけど、不足もあったり。

あくまでD505iとの比較が中心になるんでヨロシク。

待ち受け画面:
gif、jpgファイルヘッダの互換性云々、てトラブルはなくて、Photoshopで吐き出した画質100%のjpgファイルが問題なく認識されましたよ(ただ、Photoshopのバージョンが7.0→CSに上がったので、もしかしたら端末じゃなくてPhotoshopの方で対応してるのかも)。
端末上下(メニューとか電池残量とかアンテナとか表示されるところだ)端が隠れちゃう事もなく、フルスクリーンで表示できます。そして画面に常時表示できるアイテム(カレンダとかメモとか)も背景が半透明になるので、自分用のカスタマイズと有用性が両立できる。素晴らしい。

着信音:
従来のMLDは当然何の問題もなく再生できます。…つっても、ツールの都合でこれまで自作したものは、D503iSの時に作った16和音のモノのみ。自分が作ったものとは言え、流石に鳴りに満足できないので作り直したいんだけどそれができるのはいつの日になるやら(とほほ)。
で、FOMAからは公式フォーマットがスタンダートMIDIになるので、仕事で作った曲のMIDIをメモリカードに入れてみて…何の問題もありませぬ。そもそも、すでに初期GM音源のスペックは軽くクリアしてるからなぁ。各トラック1音にする、とか色んな工夫をしなくともサクっと鳴ってくれるのは便利。調整は勿論必要だけどね。

で、ここで疑問になってくるのが、MIDIファイルの場合のADPCMとの同期と、ループのコマンド。頼むからループの仕様だけでも公開してよ>docomo

iモーション:
QuickTime Proがあれば簡単。適当な動画(QuickTimeで再生できるもの)を用意してQuickTime Playerで開き、

    「書き出し」→
    「ムービーから3G」を選択→
    「オプション」ボタンを押す→
    「ファイルフォーマット」で「3GPP(Mobile MP4)」を選ぶ。

で、本体に入れておいて見たいなら、オプションのパラメータを300kb以下(実際は280kb前後にしとかないと駄目)になるように調整しておけばよろし。その範囲内なら画質と音質のバランスは自由にできるけど、ビデオトラックは64kbps、オーディオトラックは80kbpsが上限。F900iはこの上限を超えても再生できてるっぽいけど、転送レートを考えたら避けておいた方がいいかもね。

ここで注意点。iモーションファイルはメール着信音に指定できなくて、自作iモーションは着信音にさえできない。…あ〜、携帯いじり倒す欲が削がれちまったよ〜(iモーションビジネス展開の事を考えたら当然の規制)。この辺の仕様が公開される事は絶対にないでしょう。単なるフラグのはずなんで、解析さえできれば(お茶を濁す)。

面倒なところ:
D505iの時は、指定のフォルダに入れておけばファイル名の制限はなかったんですけど、F900iでは、収納フォルダは当然として、ファイル名もルールに則っておかないと認識されない点。ファイルのタイトルを後でつけても、ミニSDカードのシンクをすると失われる事があるので、ちゃんとタイトルをファイルに埋め込んでおかないと後々面倒。詳しいサイズ上限だとか収納場所、ファイル名のルールはマニュアルを見ておくれ(時間ができたらココにも書いとく)。

F900iのお得なところ:
ミニSDカード経由だとファイルサイズの制限が大分緩和されます。本体にコピーできなくても良い(例えば出先で録画しといた映像を観たいとか)だったら、実質的なサイズ上限はなさそう。上記3gpp動画のビットレート上限で1分半(=2MB弱)の動画も全然平気で再生できました。これはP900iで試させてもらったらNGだったんだよね。

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