Wed - May 19, 2004

ウルトラQ dark fantasy/第7話「綺亞羅」


予告に登場していた少女が綺亞羅なのでしょう…このタイトルの付け方から、この少女にまつわる不思議な話…本人が意図しない悲劇がまわりで巻き起こるor悪魔的な少女だった、て話を予想してんですけどどうでしょうかね?

夜景にメロウなジャズが流れて、クレジットが被る…ジャズバーのステージ上でウッドベースを演奏する男性、客席最後列には、ソフトフォーカスのかかった、真っ白なドレスを着た少女…アダルトな雰囲気で番組開始。男性は少女が気にかかって、M.C.で紹介されても上の空…帰りの車の中、先ほどの演奏を聞き返しながら、舞台がハネた後の後味の悪さを思い出してイラつく男性。

道路上に先ほどの少女が。急ブレーキを踏むも、倒れている少女…跳ねたのか!?抱き起こすと「連れてって…」背中に回した手はビッショリと濡れている…一瞬の空白の後、タイトル&テーマ曲。ミステリアスな演出だ!

部屋に連れて戻ってソファに寝かせ、シーツを取りに行った合間に姿を消している少女。床には謎の液体。
シーン変わって、旧友(今は出世してる)から伝説のジャズプレイヤー「バスター・カークランド」(不勉強なのかも知らんけど、しょっと調べただけだと、実在の人物ではないっぽい)の幻の名盤のレコードを見せられる。聴いた感想を聴くと「ブツブツつぶやいていて、没になるのも当然だ」と素っ気ない感想。晩年の「天使が…」的発言が妙に被るね。仕事を回してくれるよう頼むも、嫌味をネチネチ言って…それを咎めて、少女が椅子を倒す。あ〜ぁ怒らせちゃったよ。スティーブ・ガッドに憧れていたドラマーだった仲間なのにね。「仕事辞めてまでベースプレイヤになって、喰えてないんだろ、国民年金ちゃんと払ってんのか?」とは、昨今の事件に対する皮肉かしらね。

で、そのドラマーだった友人が職場に戻って置いておいた件のレコード、戻った時には謎の液体を残して消えている。監視カメラに写る少女の姿、途中で消えている…。

買い物から部屋に帰って、少女の前でベースを弾く男性。随所にバスター・カークランドのショットが挿入され、レコードプレイヤの側に佇む少女の側に行くと、件のレコードが。何故だ?再び監視カメラの映像…今度は少女の後について、霊のような姿が…その霊が振り返ってカメラにアップになった所で、CMへ。

CM明け。酔いつぶれた男性が見ているのは、憧れのバスター・カークランドと実際に逢って言葉を交わす夢…それを見下ろして、少女が儀式のような事をすると…!?えらく若い姿のサッキュバスなのか!?夢の中で事情を悟る男性。目が覚めると、ベッドで少女に抱きつかれたまま…ヤバいです、これは!?起きた瞬間、来客に気付くと、それは警察だった模様。盗難と、未成年者に対する諸々…追おうとして立ち止まる少女。連行される男性。少女に向けて残った警官がハンディカメラを向けると!?逃走劇の始まりです。「この世界も随分窮屈になっちゃったのね…」

外は真っ白な光で満たされたまま車で逃走…オービスに映像を撮られながら。少女が「何故何も聴かないの?」と問うも「何で聴かなかったんだろうな?」と。「綺亞羅」と自己紹介をする少女。近づく手と手。詩的なシーンだ!

逃亡の知らせ(+α?)を受けるドラマー仲間。何故かレコードは戻っている。拘束服を着て牢獄にいるバスター・カークランド。横には綺亞羅が。街中でベースを弾いている男性は通報されて追っ手が。ベースを持ったまま逃げる!差し伸べられた綺亞羅の手を取ると…?
燃やされるレコードのショット、砕けたウッドベース、演奏を終了するレコード。事件終結後、女性の同僚と「奴の事がうらやましかったのかもな…」と言いながら夜の街を歩くドラマー友達。すれ違ったのは…?

話としては怖くはなかったけど、霊が登場しただけで「怖いヒトが出てきた〜」と泣きそうな奥様(笑)。そういえば今回はマドもエンクミも登場しなかったなぁ。

次回第8話には久々に怪獣が(マドも)登場、「ウニトロンダの恩返し」。

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