2003年末にCSで放送された、2003年のオタク関係の数々の動きを総括する番組の書籍版。強烈な量の脚注がついてるし、もうトピックの数々を追いかける気力はないので、資料として初刊行の前回から買っているのです。

しかし、2003年の事柄を語ってて、賞の名前も「2003年 第三回 日本オタク大賞」だって言うのに、本のタイトルが「2004」て…書籍として売るために仕方ない事だ、てのは判るんだけど、ずーっと書籍名を「〜2003」と勘違いしておりました。余談だけども。

で、去年くらいまではTVもほとんど見てないし、ゲーム系の話題とネットで少々くらいしかチェックできてない訳なんで、アニメ系はもう全然ついてけないとかじゃなく「知らない」事がほとんどだったのです。やっぱりいろんな事があったのだねぇ、としみじみ。マイナーアニメ／番組DVDボックスってこんなに出てたのか！とか。DVDレコーダへの本格的な移行とか（オイラは録画をほとんどしないので、まだ必要性を感じてない所…EPGは確かに便利なんだけど、突発的な番組延長に対応し切れてない話を聞くと、まだまだだなぁ感が）、萌えとフィギュアを外してオタクビジネスは語れないんだなぁ、とか。

おなじみ唐沢俊一（著作を追っかけ始めた頃と比べると、立派にメジャーだよな）、岡田斗司夫（こないだ電車の中で見かけましたー）が関わってるので笑い転げながら読める内容なんですけど、ここに分類されるジャンルの一端に身を置く者として、やはり今後も毎年外す訳にはいかない文献なのです。