Fri - April 2, 2004

糸井重里「オトナ語の謎。」


前から気になってたこの本、確か最初はネット限定発売だったっけ?氏のサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気コーナーを誌面化したもの。オトナ語の恐ろしい所は誰に聞いた訳でもないのに確かに「コレ言う!」と思う所かな。

大分前に購入していたのですが、読み始めた直後に、より私個人の嗜好にマッチした商品を発掘致しまして、しばらくはこの本をバックアップとして鞄の中に入れておいたのです。無論、進捗を聴かれた場合には「もうすぐ読み終わります」と返答するつもりでした、はい。読み終えました暁にはご査収願います、えぇ。

ある程度大きな会社に居りますとですね、研修期間以降は少々お年を召した上司と直接話す機会が、残念ながらなきに等しい、という事例も実際にあるのです。この「オトナ語」が、例えば研修中の話し方講座だとか国語の敬語のみに根ざした言い回しだけでしたら何の不思議もないのですが。遺憾ながらそうでもないのです…(不思議

弊社のような業務ですとですね、あまり礼儀とかをガチガチに考えなければならない職種でも業界でもない訳です(最低限の礼儀は守れよな、と思う事も多々あるんだけど)。ですから、正直読む前は、どーせ私が読んでも「こんな事申しません」て事例ばかりなのだな、と予測していたのです。ですが!実際に読んでみると、使う事にやぶさかでない事例が7割を占めておるのです。

…なんて固い文章で書いてみましたが上記の内容には大して「オトナ語」が含まれている訳でもなく、なんとなーくそんな感じってだけなんだけどね。日本人てホントに略語、重ね語、比喩が好きな人種なんだなぁ、と思ったですよ。横文字の嵐を見て思い出す人がいたりもするのですよ。あぁやっぱり外注業務をしてると傭兵に例えるんだなぁ、とか。

自分は一つの業界しか知らないから「この言い回しは他の業界では通じないんだろうなぁ」とか思ってたのが、結構載ってたりしてある意味カルチャーショックを受けたり受けなかったり。もちろん初めて知る言い方もあったんだけどね。おいおいそれってコンピュータ業界ではそんなコンピュータ用語使わないよ、とか(そうでもないのか?

自分が知らなかったオトナ語で一番衝撃的だったのは「おいくら万円?」。うわ〜オヤジ臭いけどなんかかわいい。

で、観点がシャープで才能のある糸井氏が書いているのはいいんだけど、このオヤジ語を(昔話だとか、アニメだとかに)使った投稿されたらしき事例、これがまた…う〜ん、良い感想を持てなかった事については書かないようにしときます。こないだ見た某有名大作映画の感想とか。

グダグダな文章になったところでポイだ。

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