Sat - April 3, 2004

井上真「小説 鋼の錬金術師 砂礫の大地」


順序は逆になっちゃいましたけど、小説一冊目も読みました。…買って最初の方は読んでたんだよなぁ。その続きのつもりで2を読んでた(阿呆)から、あの女の子はいつ出るかと思ってたんですが、登場したのは当然こちらの方。

砂礫の大地、てサブタイトルを見て、イシュヴァールの民の話かと思ってたんですけどね、実は違った、と。

賢者の石を探す旅の途中で、かつて金鉱で栄えた町に辿り着くエドたち。手掛かり探るうちに、この町にはすでに「エルリック兄弟がいる」と耳にする。その正体と目的は?賢者の石の手掛かりを見つけ出す事ができるのか?

…てな話。にせエルリック兄弟ですか、ふふふ。こちらはミステリアスな話と言うより、家族愛の方に焦点を当てた外伝的作品。でも感心するまでに本編とつながっているのですよ。しかもかなり深い所で。中のある描写とエドの知識から、少なくとも2巻よりは前…と思ったんだけど、どちらにしてもリアクションに疑問が残るな…どっちの解釈が正しいんだろね?

マスタング大佐率いる東方司令部おなじみの面子が登場する「第十三倉庫の怪」も合わせて収録。これがまた、原作ではあまり大きく描かれない部下たちの性格が詳しく描写されててオモシロイんだコレが。

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