Sun - September 14, 2003

小林泰三「目を擦る女」


久々に文庫で小林泰三の新刊を発見。最近オイラが読むのはジャンル限らず短編が多いのです...しかもアタリ率が高い!これは幸せなコト。

初めて読んだ「玩具修理者」みたいな、汁気の多いホラー(解説に書いてあった表現...まさにこんな感じ)は少なめ。噂だけは聞いていた「超限探偵Σ」が!あぁ、コレは嬉しい...と思って読んでたけど、確かにミステリとして読んでると、ガチガチのミステリ読みにはつらい作品かも。オイラは「密室・殺人」を読んでたから面白く読めたけど。
7作品収録されてる中で特に面白かったのは「空からの風が止む時」「刻印」「予め決定されている明日」...特に「刻印」、こうつないでイキマスカー!?と感動した箇所が3か所ほど。PS2「蚊」アンソロジーが初出らしいけど。この作品が生まれただけでもこのソフトの価値が!(笑
「未公開実験」もタイムマシンものとして面白いんだけど、インパクトが強すぎて、これは話だけで完結できてる...んだけど、舞台かドラマで見たい、とも思った。TRICKのひと演出とかで。

読み終わったので次のために森博嗣封印サイトは詩的私的手記」を買った。これも楽しみ。

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