Tue - September 23, 2003

村枝賢一「仮面ライダーSPIRITS」5巻


ZX(ゼクロス)編2冊め。記憶を取り戻し、仮面ライダーとしての意識が芽生え始めた村雨良。バダンの執拗な追撃。変身した姿を目撃して衝撃を受けるヒロイン。そして収束し始める、これまでのストーリー。格好良すぎる!

連載ではまだゼクロス編な訳ですが。そもそも特撮空白の時代に、TV用企画としてパイロットフィルムが制作されたものしかない、この「仮面ライダーZX」が、今の第?次ライダーブーム(クウガアギト龍騎555...オイラはアギトを1回観た事があるだけなんで語れない)の御時世にこうした形で描かれるとはなんて素敵な御時世になったんでしょーか。

この巻を読むと、これまでの話がすべて布石として置かれていた事、あぁやっぱりライダーは他のヒーローものと一線を画してるなぁ、と再認識。ウルトラシリーズを見る時は(平成シリーズで見方が変わったけど)怪獣の方にこそ重点を置いて観ていたけれど、ライダーの場合は、まわりに仲間がいながらも本質は孤独だ、ていう点をコドモゴコロにも感じ取ってたんですかね、それとも体術のみを頼りにしていた点(僕が一番好きなスーパー1はファイブハンドとか使ってるじゃん、とかいうツッコミがあるかもしれないけどアレはあくまで補助的なもの、まずは赤心少林拳があったからね)をカッコよく感じてたのか。

ともあれ、これまでもオリジナルを知っていればシビレる場面満載。この巻は「ライダーきりもみシュート」に震える。

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