Wed - October 29, 2003

いかりや長介「だめだこりゃ」


数年前に本屋で見かけた時にすぐ買わなかったばかりに、その後ずっと探してた本(だと思う、初の自伝って書いてるし)が文庫版であったのを、これまた奇跡的に見つけたので今度こそは!とゲット。

志村けんが入ってからのドリフターズとか、飛べ!孫悟空とか、ブームまっただ中にコドモ時代を過ごした人として、長さんと言えば某球団の元監督よりはいかりやの長さんな訳ですが、オイラが好きな笑いってのは、音楽との結びつきが非常に強いケースが圧倒的に多いのですな。モンティ・パイソンクレイジーキャッツサウスパーク圓生SMAP、当然のごとくドリフターズ。ま、音楽と笑いの密接な関係、ってのは良く言われてる事だしね。

野球と言えば、TV東京の放送で7戦目ダイエー凱旋優勝おめでとー!(生まれて初めて野球をマトモに観た)

閑話休題。学生の時にやってたバンドで、ボーカルの松崎くん(渡辺美里の「ハダカノココロ」て曲を書いたヒトね)に聞いたのが初めてだったんだけど、「ドリフの笑いってのは、いかりや長介が綿密すぎる位のリハーサルをして出来上がってるんだ」(当然「だから練習も...」と続くのはまた別の話) これが印象に深くてね、ずっとずっと読みたいと思ってたのです。ドリフ云々と別に。「踊る大走査線」はまだ一度も見た事ないし(これはこれで問題あるのだけど)

ビートルズの武道館公演の前座をした話だとか、荒井注はピアノが弾けなかった、とか、個々のエピソードとしては知っているものが多いんだけど、コワモテ役を一手に引き受けていた裏にある計算とか、舞台を作る上での執念だとか、想像とか伝聞でしか知らなかった「どういうスタンスであの怪物番組を作っていたのか」を読めたのが非常に期待通りで。ノスタルジーでなく、単なる感傷でないメディア史として、この本をようやく読めたのが嬉しかった。

とりあえずこの本を読んだので「踊る大捜査線」を観てみたくなったですよ。TSUTAYAの会員証が共通になったらレンタルで観ようかなっと。「夜の大捜査線」と「踊る大紐育」からこのタイトルができてるんだ、へぇ〜〜。(カノジョとこの本読んだ事話してたら、世代が違うとやっぱり長さんといえばコメディじゃなくて「俳優」だってさ。ひえ〜)

全然関係ないハナシ。
今日会社で、用事で出かけた人から「自腹で和菓子食べたい?」というメールが入電、希望者殺到で買ってくる方はえらい剣幕で大変だったみたいですが、僕はどーしてもあんみつが食べたかったので、コンビニで売ってる位の小さいのを想像してたら、手許に届いたのはコレ。


...うわぁ、亀戸天神 船橋屋のめっちゃゴージャスなあんみつだよう!大変美味しくいただきました。

Categories
Total entries:

Archives
rss