久々に本読んだ！買うのが少し遅れちゃったみたい。最近本屋さん行けてなかったからなぁ。「ZOKU」ってタイトルは「Zionist Organization of Karma Underground」の略。帯に「正体不明。目的不可解。」とあるけれど。

ネタバレ回避のため、あらすじとかはまったく触れないようにしなきゃ...えっと、特撮好き系ヲタなオイラにはたまらなく面白かった！ガンダムとかザクとかいう単語は他の作品でもちょくちょく登場してたけど...他の特撮ヒーローの名前も出てきたけど...具体的な名称は明記してなくても丸ワカリなものも多数。サービス精神旺盛だなぁ（嬉　面白くて一気に読みましたよぅ！森作品の面白さは基本的にinterestingだと思うんだけど、これは珍しくfunの要素が非常に強いのです。

たとえば昔の特撮とか（等身ヒーロー系）の悪の組織に「なんで世界征服狙ってる組織の犯罪が幼稚園のバスジャックなんだよ〜」とかいうツッコミを入れたくなってしまう人にはオススメだなぁ。でも普段通りの面白みも当然タップリ。あ、ちゃんと「壮大なる悪..の組織」は実際に登場するのです。対抗する組織も。メタ構造もちょっぴり持ちつつ、最後でグラグラしたり。エンターテイメントに徹し切った、て事で、梅原克文「二重螺旋の悪魔」を思い出したなぁ。ボリュームも方向性も全然違うんだけど、自分にとって面白さランキング上位の作品を思い出した、て事は満足した証拠だね〜。続きはあるのか、ないのか。どちらとも取れるなぁ。もっと読みたいなぁ。