Sat - January 24, 2004

和田慎二/島崎譲「リオン 復讐編」4, 5巻


完結に合わせて、2冊同時発売。G.P.を脱出して、いよいよ両親を殺した犯人を追い詰めていくための行動に...そして復讐の意外で悲しい結末と、付け狙う奴との決着。奇麗に全ての話が収束しましたよ。

特に足音の正体が判明した時(明確に描かれる前に、もしかして?て思わせるのが上手いんだコレが)、そしてそのエピソードが、決着がついて復讐も果たせてドラマ的に盛り上がってる部分なのに、拍手喝采という訳でなく何とも物悲しい、切ない結末となりました。これ、本当にやるせないなぁ。「覇王伝説 驍 <タケル>」のクライマックスにも通じるよ(それより救いがないかも知れない)。

ともあれ、完結しました。あとがきマンガによると原作の和田慎二先生、漫画の島崎譲先生ともに腱鞘炎がひどい事になっているようなので、じっくり治療に専念して頂いて、また次回作に期待です。

5巻の方には特別短編読み切りとして、岡田”人斬り”以蔵が主役の「生の一閃」も収録。こっちもまた切ないっつーか、やるせないんだよな(史実に基づいた話だから、コレは仕方ないんだよなぁ...)。

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