Sat - March 6, 2004

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い


公開当時観に行きたくて仕方がなかったこの映画、「娯楽大作」の一言に尽きます。X-MEN2の人数に匹敵するキャラ数の「スーパー英国文学大戦」。主演は老いてますます肉体派に磨きのかかった(笑)ショーン・コネリー

個人的にはすっげぇ満足度の高いモノだったので(ある程度の知識をベースに持っとくとゲラゲラ笑う事もできる、てのがオイラの好きな映画のポイントだったりする)、先にツッコミ所を書いてみますよ。
  • 登場キャラの選抜にツッコミ所がありすぎ!(嬉
  • スキナーの肌の質感が「すげーコレどーやって撮影してんの!?」て所と「うわーこれじゃ暗黒舞踏の白塗り」て所の差が露骨にわかる。
  • 海上のノーチラス号絡みのシーンだけ、妙にCGくさい。艦体とか海上射撃のシーンとか。
  • 妙にセット撮影っぽいカットが多かった。光の加減がどうしてもね…。
  • てゆーかいくら肉体派でもあんな極寒の地で手袋はしようよアラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)
  • あの終わり方は果たしてありなのか!?(喜笑

う〜ん、こう書くとどうも安っぽい映画の感想みたいだな…でも映画に求めるのは純粋な娯楽だけで、感動とかお芸術作品はとことん避けてる、すなわちオイラみたいな人間なら大喜びできるんですけど。

大体だね、登場するのがネモ船長(「海底二万マイル」)、女吸血鬼(「吸血鬼ドラキュラ」)、透明人間(「透明人間」)、トム・ソーヤ(「トム・ソーヤの冒険」)、ジキル博士(「ジキル博士とハイド氏」)、ドリアン・グレイ(「ドリアン・グレイの肖像」)で、そのチームのリーダー(ショーン・コネリー)がアラン・クオーターメイン(「ソロモン王の洞窟」)。敵役のボスがファントム(「オペラ座の怪人」)。ネタバレ回避で詳しい記述を避けると、ジェームズ・ボンドを知ってたりシャーロキアンだったりポオの有名なあの小説を知ってたりすればニヤリとする事間違いなし。そんなお膳立て、普通の映画人の脳で考えつけば、昨今言われてる「原作不足」なんてないでしょーが!?
「スーパー英国文学大戦」とか言いながら、トム・ソーヤがアメリカから、ファントムがフランスから駆けつけてくれてますけどね!

…とか思ってたら、やっぱりアメコミが原作(The League of Extraordinary Gentlemen)らしい(笑
そりゃいろんなキャラ登場するわ。しかもアルティメット・エディションに付属する解説によると、続編では「タコ型宇宙人と戦う」らしい(大爆笑)。うわ〜、すっげぇ映画化してほしいよ。

多分ね、名作映画が好きな人だったらスルーしちゃう映画だとは思うのよ。でもいいんだ、ほとんどの原作を子供の頃に読んでて、19世紀末のイギリスの雰囲気が好きで、ドリアン・グレイがこの面子の中でどーいう戦い方をするんだ!?とハテナの嵐が気になってたり、バカ映画(褒め言葉)好きだったら喜べるんだから。
取りあえずドリアン・グレイの華麗な戦い方と、ネモ船長の勇壮さと、ハイド氏の後半の行動にはグっと来ましたよ(マジ

しかし、アルティメット・エディションについてた冊子のネモ船長マンガ(松本零士の書き下ろし!)読んでから観たから、あの展開を期待しちゃうよなぁ!…メイキングの収録されたディスク2はまた追って観ますよ。

Categories
Total entries:

Archives
rss