Sat - August 16, 2003

ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日


いろんな意味で興味がありつつ、一話しか見れてなかったこのシリーズ、DVD-BOXを会社の人に借りてようやく全話+ボーナスDiscを見ましたー!面白スギー!コレよコレ、こーいうのが好きなんよ!(話題が遅いにも程がある)

同じ監督の「機動武闘伝 Gガンダム」を全話見たくなるけど、さすがに時間的にも金銭的にも難しいので仕方ない、「真(チェンジ!)ゲッターロボ 世界最後の日」始めの何話か見ようかしら。スパロボDにも出てるし。アニメ版「ミスター味っ子」もいいなぁ(w

手塚治虫と活躍時期が同じ事から作風や創作法などが比較される事の多い横山光輝ですが、ページをめくるのがもどかしい「ワクワク感」を観点にすると、現代作家と比較しても遜色のない作品が多いのです。「マーズ」しかり「バビル2世」「その名は101」しかり「伊賀の影丸」しかり。原作があるとは言いながら「三国志」とか。意外なところで「魔法使いサリー」とか。最も顕著なのはやっぱり「鉄人28号」ですかね。警察機構(含む正太郎君)と不死身の村雨健二、数々の秘密結社の攻防。正しい「少年のハラハラドキドキ」を煽るったらありゃしない。今度の映画でその辺が再現されてるといいなぁ。...そんな訳でこのGロボ、元ネタ知ってれば知ってるほどニヤリとできる作りになってますよー!

映像特典の中で「空想科学冒険活劇」て言葉が出て来るのですが、求めてるのは正にコレであって。空想科学って言葉はそのまま英語にすればSFになるんだけど、日本語で扱う場合には「空想科学」と「SF」ってまったく別物だと思うのですよ。「空想科学」はSF的ガジェットを日常に導入したif話、「SF」はもっと技術(とは限らないけど、科学的考証)を主眼に据えたもの...空想科学がウルトラマンで、SFはウルトラセブン。却ってわかりにくい(w

スパロボαの仕事する時に登場シーンとか何度も見てたし今さら言う事でもないんだけど、ワルシャワ・フィルの演奏によるBGMすげーカッコいいし。やっぱ生演奏だよー!なんでもこの作品くらいから、海外オーケストラをレコーディングして使う、て風潮ができてきたらしいけど、絵のクオリティにしても音楽にしても金かかってるなー!...リアルタイムで「次巻が待ち遠しい!」て感覚を味合わなかったのはある意味幸せ、ある意味不幸せな事かと。
...そう言えば回想シーンでかかる曲、これだけはアリモノのアリアだと思うんだけど...学生時代に声楽科の人が歌ってるのを聴いたような覚えがあるんだけど...何て曲だっけ...それとも似てる曲で勘違いしてるのか?

で、特典ディスクも観た訳ですが。アメリカ版はちょいとナレーションがあまりにも類型的アメリカンヒーローものっぽ過ぎてちょいとガックリ来つつも、イタリア語版、これが意外に良かった(^^ あー大作クンと呉先生の声は逆の方がハマってるかなー、とか思いつつ、言語としては英語よりイタリア語の方が全然カッコイー!固有名詞と「Vendetta!」くらいしかわからんかったりもするけど。Verdiの「Rigoletto」に「Vendetta!」て歌いまくる歌があんのよ。あ、あと、OP最後の「Pronto a combattre, Giant Robot!」もイカスー(腐った耳で聞いたので間違ってる可能性大...)。通しで観た上で、DVD-BOX欲しくなりますよー。

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