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Sat - April 29, 2006
Boot Campのベンチ参考に
大分遅れちゃいましたが。PCウォッチでの「Intel
MacでWindowsが動く『Boot
Camp』レポート【ベンチマーク編】」、まわりのMacユーザから数字を見てもピンと来ない…という意見があったので同様のテスト。
件のベンチマークはMac
mini、こちらのテスト機は一年半ほど前にはほぼトップクラスの性能…気をつけて比較すべきポイントがいくつかあります。
こんな感じなので、グラフィック性能はMac miniが低くて当然、CPU性能は最低でも1.66×2:3.6の差が付くはずです。それを踏まえた上で、以下のテスト結果をご覧下さい〜(Mac miniのテスト内容をそのまま引用するのは倫理に悖るので、元ページと見比べて下さいまし)。あと、僕はLuna Skinが大嫌いなので、Classic Styleウィンドウを使用しています。ここでも若干軽くなっているかも知れない。
※テストWin機は物理メモリを3GB積んでますが、Windowsアプリケーションは2GB以上認識できないものが多いです。
■ベンチマーク結果
●Final Fantasy XI Official Benchmark 3
http://www.playonline.com/ff11/multimedia/download/bench/
●Universalcentury.net BENCHMARK
http://www.universalcentury.net/
●PCMARK 05
http://www.futuremark.com/products/pcmark05/
有料版にアップグレードしなきゃ結果が見れないのでこのテストはパスですスンマセン。
●N-Bench 3
http://www.amd.com/jp-ja/0,,3715_12880_13000,00.html
●HDBench Ver3.3.0.4
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/hrdbnch/benchmark/hdbench.html
※BootCampテストページと使用しているバージョンが違うため、HDDのRandom read/write項目がありません。
■ベンチマーク結果比較の感想と、サウンド用マシンとしての有用性
普通に使う分には申し分のないスペックです(MacBook Proでのベンチ結果が見当たらないのがちょいと残念だ)。特に整数演算(Integer)ではCore Duo搭載のMac miniの方が平均的に高いスコアを叩き出しているので、MS Word使うとかネット見る位だったら、Mac OSもWindowsも使える廉価マシン、て意味でお得マシンでしょう。
グラフィック性能の差は、オンボードvsそこそこのグラフィックボードと考えるとかなり健闘してるんじゃないでしょうか(UC.netの差は極端に大きいけれど)。
サウンド用途として考える場合、想定されるのは以下の3種類くらいだと思います(決して細かい検証をしてる訳じゃなく一般論から考えた結果なので、ツッコミあったらどしどし下さいませ)。
・DAWホストとして使う(DSP含む):録音をする場合はHDD性能、エフェクトにはFloat性能
・シンセ用マシンとして使う :純粋なシンセサイザーとしてならば、主にFloat性能
・サンプラー用マシンとして使う :大容量ライブラリの場合は特にHDD性能、発音数を稼ぐ為にFloat性能
この場合ネックとなりそうなのが、浮動小数点演算(Float)とディスクアクセス周りでしょうか。
Floatの方はN-Benchで見る限りは僅差なのが、HDBenchではIntegerとスコアが逆転してしまっています(CoreDuoの論理クロック2.72GHz:Pen4の3.6GHzの差、て考えると妥当な範疇ではあるんだけれど、そうするとIntegerの性能の高さが少し不思議かもw)。これはCoreDuoとPen4の性能差なのか、Mac上でWindowsを走らせてる環境の差なのか、ちょいと判りませんな(ベンチマークだから基本的には部品の差だとは思うんだけど)。
ディスクは倍以上の差が付いてしまっています(こちらのテストでRandom read/writeを計測してませんが、Sequencialより差が縮まるとは思えない)。2.5インチと3.5インチの差…?ドライブのrpmの差…?マシン自体の差…?どちらにしても、ここまでの差が出るとは考えられず、この差はクロック差よりも謎を残しています。
あと、CoreDuoではSSE3の性能はどうなってるんだろう?Velocity Engineからのアドバンテージとか、気になる所はいっぱいあるんだけれど。<調べる体力なし
そんな訳で、今回のテストではWindows用オーディオアプリを使うのが目的であればWin機を選んだ方が良いんじゃないのかなー?という結論です。秋くらいにはConroe搭載のデスクトップMacが出るんじゃないかな、と踏んでいるので、そこでの性能アップに期待しております(買えないけどナー)。
Mac mini | テストWin機 | CPU | Core Duo 1.66GHz (物理Core数:2) | Pentium 4 3.6GHz (物理Coreは1、HT有効) |
メモリ | 1GB | 3GB | HDD | 100GB(2.5インチSATA) | 100GB(3.5インチSATAの 120GBドライブ第2パーティション) |
グラフィック | Intel 947GT(メインメモリを使用) | nVidia 6600GT(128MB) | OS | Windows XP SP2 (HomeかProかは不明) | Windows XP Professional SP2 (英語版) |
---|
こんな感じなので、グラフィック性能はMac miniが低くて当然、CPU性能は最低でも1.66×2:3.6の差が付くはずです。それを踏まえた上で、以下のテスト結果をご覧下さい〜(Mac miniのテスト内容をそのまま引用するのは倫理に悖るので、元ページと見比べて下さいまし)。あと、僕はLuna Skinが大嫌いなので、Classic Styleウィンドウを使用しています。ここでも若干軽くなっているかも知れない。
※テストWin機は物理メモリを3GB積んでますが、Windowsアプリケーションは2GB以上認識できないものが多いです。
■ベンチマーク結果
●Final Fantasy XI Official Benchmark 3
http://www.playonline.com/ff11/multimedia/download/bench/
Low | 6811(とてとて) |
High | 4627(とてとて) |
●Universalcentury.net BENCHMARK
http://www.universalcentury.net/
SCORE | 3243 |
●PCMARK 05
http://www.futuremark.com/products/pcmark05/
有料版にアップグレードしなきゃ結果が見れないのでこのテストはパスですスンマセン。
●N-Bench 3
http://www.amd.com/jp-ja/0,,3715_12880_13000,00.html
CPU Benchmark | |
Interger 1(Landscape) | 2850 |
Interger 2(Mandelbrot) | 2898 |
Float 1(Flock) | 1898 |
Float 2(Rigid Body) | 1781 |
CPU Overall | 2356 |
3D Benchmark | |
Ninja 1 | 2768 |
Ninja 2 | 2615 |
Grand Touring | 3006 |
Star Fighter | 2814 |
3D Overall | 2800 |
Overall | 2578 |
●HDBench Ver3.3.0.4
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/hrdbnch/benchmark/hdbench.html
※BootCampテストページと使用しているバージョンが違うため、HDDのRandom read/write項目がありません。
ALL | 69717 |
CPU | |
Interger | 181350 |
Float | 207416 |
MEMORY | |
Read | 292812 |
Write | 121702 |
Read&Write | 243301 |
GRAPHIC | |
Rectangle | 28334 |
Text | 45694 |
Ellipse | 11060 |
Bitbit | 1185 |
DirectDraw | 59 |
HDD | |
Read | 43096 |
Write | 34853 |
FileCopy | 3209 |
■ベンチマーク結果比較の感想と、サウンド用マシンとしての有用性
普通に使う分には申し分のないスペックです(MacBook Proでのベンチ結果が見当たらないのがちょいと残念だ)。特に整数演算(Integer)ではCore Duo搭載のMac miniの方が平均的に高いスコアを叩き出しているので、MS Word使うとかネット見る位だったら、Mac OSもWindowsも使える廉価マシン、て意味でお得マシンでしょう。
グラフィック性能の差は、オンボードvsそこそこのグラフィックボードと考えるとかなり健闘してるんじゃないでしょうか(UC.netの差は極端に大きいけれど)。
サウンド用途として考える場合、想定されるのは以下の3種類くらいだと思います(決して細かい検証をしてる訳じゃなく一般論から考えた結果なので、ツッコミあったらどしどし下さいませ)。
・DAWホストとして使う(DSP含む):録音をする場合はHDD性能、エフェクトにはFloat性能
・シンセ用マシンとして使う :純粋なシンセサイザーとしてならば、主にFloat性能
・サンプラー用マシンとして使う :大容量ライブラリの場合は特にHDD性能、発音数を稼ぐ為にFloat性能
この場合ネックとなりそうなのが、浮動小数点演算(Float)とディスクアクセス周りでしょうか。
Floatの方はN-Benchで見る限りは僅差なのが、HDBenchではIntegerとスコアが逆転してしまっています(CoreDuoの論理クロック2.72GHz:Pen4の3.6GHzの差、て考えると妥当な範疇ではあるんだけれど、そうするとIntegerの性能の高さが少し不思議かもw)。これはCoreDuoとPen4の性能差なのか、Mac上でWindowsを走らせてる環境の差なのか、ちょいと判りませんな(ベンチマークだから基本的には部品の差だとは思うんだけど)。
ディスクは倍以上の差が付いてしまっています(こちらのテストでRandom read/writeを計測してませんが、Sequencialより差が縮まるとは思えない)。2.5インチと3.5インチの差…?ドライブのrpmの差…?マシン自体の差…?どちらにしても、ここまでの差が出るとは考えられず、この差はクロック差よりも謎を残しています。
あと、CoreDuoではSSE3の性能はどうなってるんだろう?Velocity Engineからのアドバンテージとか、気になる所はいっぱいあるんだけれど。<調べる体力なし
そんな訳で、今回のテストではWindows用オーディオアプリを使うのが目的であればWin機を選んだ方が良いんじゃないのかなー?という結論です。秋くらいにはConroe搭載のデスクトップMacが出るんじゃないかな、と踏んでいるので、そこでの性能アップに期待しております(買えないけどナー)。