Wed - April 28, 2004

ウルトラQ dark fantasy/第4話「パズルの女」


今回気づいたかも…ロゴの文字もちゃんと凝ってるのね。薄いコミュニケーションに限れば非常に手軽に取る事ができるようになった現代社会…「たわいもないメッセージに恐怖を感じた事はありませんか?」

封筒で送られて来たパズル。組み立ててみると、白いスカートを履いた女性の左足のみが。翌日の昼間、バイクの影に見える例の足。夜の街に響くハイヒールの足音。

エンクミ所属の編集局で、窓際編集員と揉めるエンクミ。過去の自殺事件を追っての議論。カット変わって、煙草を買いに出掛けた今回の主人公…後ろからの足音に恐怖して、走って家に帰る…それでも聴こえる足音と息づかい。業を煮やしてドアを明けて飛び出しても、誰もいない。翌日か?仕事中にエレベータに乗る時にまた聴こえる息づかいと足音。閉じるエレベータのドアに挟まれる例の足。真っ赤な点滅とアラームから、墜落し始めるエレベータ。

…幻覚だったのかいな。マドとの知り合いらしいね。相談するけど一笑に付されてしまう。首の辺りまで完成したパズル。編集局では、自殺事件の現場写真を入手して検討中…その中の一枚にはパズルのピースが!慌てて例の主人公に電話で連絡するマド。受けた主人公の元には、恐らく最後となるピースが届けられて…首のない女性の姿が…!夢なのか現実なのか。

自殺者に聞き込みをして回るマド。連続した自殺者は三人ともパズル作りを止めた途端に。しかもパズルは残っていない。帰り道、車に跳ねられそうになったり、首のない女性の影を見かけたり、抱きつかれたり!家に帰った途端に錯乱して、パズルをバラバラにする…窓を見ると、吐きかけた息に指で「ごめんなさい」の文字が。

CM入り。隣で奥様が「こわいよこわいよ何でこんなの見てるのー?」と泣きそう。ウルトラQだから見てるのよ。

昼間の公園に佇む主人公。女の子をおんぶする父親を見て、昨夜の記憶が蘇る。もしかしてアレは…?後ろ向きのまま、女性に話しかける。「パズルが完成したらどうするつもりなのか?」と。こわごわ、後ろに手を差し出すと、半透明の女性は手を掴もうとするけれど結局消えてしまう。

エンクミの報告。自殺者三人をつなぐ線が…主人公は、担当ではないけれどその線に引っかかっている模様。寂しさに気づいて「パズルを完成させよう」という意思を表明する。えらいねぇ。線となる病院の売店に行くと、ひとつだけ残っているパズル。ただひとり買っていた女性が亡くなったため、一つだけ残っているとの事。その女性が未来の自分に宛てて書いた手紙が見つかる。明らかに線がつながった!

ここまでのカメラ、上手いなぁ…パズルが出来上がって行くにしたがって、その女性が写される範囲もだんだん広がって行く…完成した例のパズル。光り出して、顔はまだ見えない。自殺の理由を言い合うエンクミとマド。亡くなった女性が殺したとは思えないエンクミ。いい話だ。

手紙を読み上げる声が被って、パズルの出す光につつまれる主人公(=望月)。完成した光の中に、その女性を見つける望月。手と手を取り合って、光となっていく。マドが到着した時には、まだ光が残っていたパズル。残されたパズルには…。最後のシーン、青い空をバックにとても綺麗な絵。女性の顔は最後まで明かされないけれど、だからこそ余韻となって良い感じ。

奥様は終わっても「あ〜こわかった、めっちゃこわかった〜」イントネーションも佐賀弁になっております。

次回第5話「ヒエロニムスの下僕」。ネットの中傷記事がトリガとなって…これは現代ならではの話ですな。奥様、まだ「怖かった、見てる番組でなければ速攻で回してたね」と。何もそうまで怖がらんでも(^^;

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