Fri - March 26, 2004

エリア88/第12話「風の翼」


今回が最終話。あの長い原作を、12話のアニメとしてどうまとめるんでしょう?シンとカメラマン、前回のヒキからどうなるのか、という点も気になりますが、どうやって収束していくのかがやはり気になるところ。

着陸に失敗、コクピットの中で「涼子!」と叫ぶシン…そのカットに重なるように、神崎と涼子の会話シーン。

消火活動が間に合った模様。着陸に失敗して火災が起きるのは、別のキャラだったな…わずかとは言え、機体の撤去費用がかかる、と。そしてそのためには新たな機体を手に入れる必要がある、と。非情な台詞。グスタフに送られるシン。カメラマンがフクロにされている集団のそばを通った時、かばうシン。前回の「シャッターの音が変わった」はここでかばうための布石なのね。
風の強い夜。自室でうなだれるシン。カレンダーには印がつきまくり…そこに包帯だらけのカメラマンが表れて話を始める…聞いちゃいないシン。ロバート・キャパの名前が挙がりつつ、想い出話から、シンの目に映る「生への執着」に惹かれた話へ。ジャーナリストへのハシクレ、て事で神崎と涼子の結婚計画の事を明かす…呆然とするシン。

「軽くて航続距離の長い機体」をマッコイじいさんに手配するシン。タイガーIIが丁度ある、と。この言い回しで、何を目論んでいるかはわかるけどね。…カメラマンは退去命令を食らった模様。出発するヘリに見送りに来て、カメラを渡すキトリとキム。シンに何か伝えてほしい事があった模様。
夜間出撃をしようとするシン。何も言わず整備するグスタフ。食堂の写真を見つめているグレッグに「そんなモン剥がしちまえ」という同僚…「家族に送ってやりたいようないい写真だ」とグレッグ。家族の存在はともかくね。

スクランブル警報、シンが脱走した、と。驚く面々。…え〜、コレは実際に行っちゃったらいかんだろう!原作で何度も脱走しようとしつつ、結局先を制したサキに釘を差されたり、と一度もなかったのに!

Bパート。シンが書いたものらしきクレヨン画を見つめる涼子。同室にはウェディングドレス。
カット変更、脱走の知らせを受けてヘリを88に戻せ、と荒れるカメラマン。シンにキトリが追いついて、威嚇射撃。ここの音楽の入りとシーンは良かったなぁ。先の機体破損はキトリをかばった事が原因、と言う事で感情的になるキトリ…そこにエリア88の面々が追いつく。敵機の出撃アラートを受けるのと同じにして、逃亡した場合はシンを撃墜しろ、というサキの命令。各々が無線越しにシンを説得。せまる軍事境界ライン。キトリが伝える、カメラマンのメッセージ。シンの目が見開かれる。

エリア88総出撃。サキの「戦う以外に道はない」という台詞は良いね。夕陽をバックに飛ぶ戦闘機。ここの音楽もシーンに合ってて良いね。夢中でシャッターを切り続けるカメラマン。

Cパート(今回は分割が多いな)。
神崎と涼子の結婚式会場。花嫁の控え室をノックするカメラマン。涼子に対して恭しく礼をしつつ、写真を差し出す。映っているのは戦闘機と、ぼんやり見えるだけのパイロット。泣き出す涼子。どういう事になっているのか問いただす涼子、涼子に会った事でシンの心境を理解した事を伝えるカメラマン。…あ〜、卒業ですか。涼子の写真を一枚だけ撮ったところで、エンドロールとエンドテーマが被って行く。このシーンのためにエンドテーマをこういう曲にしたとするなら、その演出効果は高かったね。飛行する戦闘機、尾翼のエンブレム、さらに続く反政府軍との戦闘を思わせつつ、The End。

広橋さんのコーナー、DVDやほかのグッズ発売の告知。朝もやの中を編隊組んで飛行するカットで、今度こそ終了。

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