Wed - May 12, 2004

ウルトラQ dark fantasy/第6話「楽園行き」


父親が失踪した女性が、マドに業務日誌を見せて相談しているシーンから始まる…失踪前の職場での父親、仕事が振られない状況だったらしい…これがイジメなのかどうなのか。日誌に残っている「楽園」に引っかかった模様。

新入社員の女の子に「ちゃんとやっておかないと俺が怒られるんだからな」と釘を刺して出掛ける営業マン。最低だな、こーいう奴って。別会社でも聞き込みをするマド、そこでも「楽園」のキーワードが。日誌に書き込まれている謎の記号。ナレーションがかぶり「楽園行き」の文字に「楽園行き」のロゴが重なって…張り込みを続けていると、薬品らしきゴミをあさっている謎の人物たち。今回は「あけてくれ!」路線かな?と思いつつ、どうも予測が経ちませんよ。

黒ずくめの謎の人物、今度はバラエティショップの店先で店員から封筒を受け取って…その店員も通路奥で謎の物体を並べてるだか集めてるだか…尾行を続けると、地下駐車場へ…懐中電灯の光だけが見える状態。やばい、奥様が「こわいよこわいよ〜」て言いそうなパターンかも!?
…はて?ビルを潜って行ったら地下鉄の線路脇につながって、謎の化学工場のような場所へ。不安感をあおるウルトラQ的音楽が流れているなか、暗闇を照らしながら進んで行くマド。しばらく台詞も全くなし。

…あ〜、やっぱり怖いらしい…わたくし今Tシャツの袖を掴まれております。

2、3分以上は台詞がまったくなく、音楽と機械の駆動音だけが…と、急に機械音が途切れたコンクリートのスペースに。下に広がる広間には大勢の人たち。何かの配給を待っているかのような…写真を撮ろうとしたところで「侵入者だ!」と囲まれてしまうマド。ようやく佐野史郎登場!(拍手!)

Bパート。佐野史郎と「娘さんが心配してましたよ」と話すマド。工事が中断したスペースにいつの間にやら人々が住み着き始めた…ここが「楽園」。電気が通っている事に不審を感じるも、それは工事中断によって廃棄されていた大容量バッテリを使えるようになったもの、そして地上で要望のある場所での取引をし、経済的基盤にしている、と。都会の暗部を縫いながら暮らしている人々。画面の印象は、コンクリートのスペースに囲まれたホームレス居住区と言った感じ。

…さらに前に失踪した人物に話が及ぶと「我々は待っている…ただ待っている」と。聴こえて来る仏鐘の音…皆「配達人」に連れられて来たから、マドを地上に戻そうにも道はわからない、と。そして気になる台詞「アイツラに見つかったら大変だ」…心配する娘さんの話をいくらしても、帰ろうとはしない佐野史郎。「アイツラ」が機械音を響かせて、赤外線照準を携えて登場。…未来社会のレジスタンスと体制側の対立っつーか…リベリオンみたいな(ぉ

全身真っ白な防護服につつまれた連中と、楽園の住人たちの乱闘。マドには「帰るんだ」と言いながら、ここの事は口外しないように念を押す佐野史郎。そこに現れる「配達人」。無理矢理マドを連れて行く…脱出モードへ。予想通り、またしばらく何の台詞もないままの逃避行。ようやく普通の地下道に戻って、肩で息をするマド。そこに「落とし物ですよ」とカメラを届けた人物は…!! こういう、日常に紛れ込んでいる非日常ほど怖いものはないですよ。

意味がないように見えたオフィスのシーン。そこのホワイトボードに書き込まれる文章…冒頭と打って変わった表情。ゾーっとするのでなく、背中に小さな違和感がゾワゾワ広がって行く感覚。

あー!!今回エンクミが登場してないぞ!?

次回第7話「綺亞羅」。予告映像は「悪魔ッ子」を彷彿とさせるけれども、こういうタイトルの付け方は…(期待

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