Wed - June 16, 2004

ウルトラQ dark fantasy/第11話「トーテムの眼」


何の話でもそうなるパターンが多いと思うんですけど「〜の眼」てタイトルの話はあまりいい話になる事はないんですよね…怖いとか後味悪いとか絶望的とか、そんな感じ。はてさて、この話はどうでしょうね…?

欲望があるからこそ、人は生きています…雷雨の夜にひとりベッドに寄りかかって寝ている少女…
どうやらその少女は陸上の選手らしい。心の中で男の先輩への想いをリフレインしつつ見つめている少女。
…帰り道「恋の錬金術師」限定一つの広告を見つけて、怪しげな店内へ入って手に取ったものは?

草刈博士の研究所で話題になっているのは「三つ目のトーテムポール」。猿の手みたいなエピソードみたいね。これを処分してほしい、という依頼を受けたという話を、マドとエンクミにも語っている。
少女は帰宅、父親の写真に挨拶。母親は留守で書き置きとともに食事が置いてあるけれど、部屋に戻ってさっきの店で買ったものをテーブルの上へ。「先輩と付き合えますように」と願をかけ…馬鹿みたい、と思いつつ翌朝。
通学途中の道に停車している中にはマドとエンクミが昨日のトーテムポールの話をしている…その横を通り抜けて行くと、横断歩道で先輩が車にひかれそうになるのを発見、慌ててはね飛ばす少女。スローモーションになって、マドとエンクミが’「救急車を早く…!」少女の家で鳴る電話。像の眼がひとつ開く…。

眼を覚ますと病院のベッド。先輩への誤解も解けて、うまいコト行ってますよ旦那!(違
自宅療養まで回復した少女の部屋にエンクミがお見舞いに。雑談の中で「都市伝説」にからんで見せた写真に見覚えがある…少し恐怖を感じる少女。翌日、松葉杖をついて学校から帰って来ると、家を売る算段がついている所に。足の治療が大変らしいし、お金がいるの…と。父さんとの想いでがいっぱいある家を売るなんて!と悲しがって、アタシにも相談してよ!と母親に詰め寄る少女、涙に暮れる母親。自室に戻ると「お金があればいいんでしょ!」涙ながらに「お金をたくさん下さい…!」

CM明け。
明け方6時過ぎ。電話が鳴っているので「お母さん、電話…!」と呼ぶけど反応がない。仕方ないな、と目覚まし時計を置いた横の像は、もうひとつの眼が開いている…!電話で呼び出された先で出逢った母の姿は…?確かにたくさんのお金は手に入りましたが…。何度も泣きながら母親に詫びる少女。こんな書類…!と泣きながら書類を引き裂く。像にも八つ当たり「お母さんを返してよ!」と投げつける…ベッドの陰に落ちた像の眼は…?

冒頭の雷雨、ベッドにもたれて寝付いている少女…像の眼が。嵐の夜中の来訪者。階段のきしむ音に眼を覚ます少女…像の眼が開いて行く…母親に名前を呼ばれ、少女が返事をすると、像の眼が開き切った…!際限のない恐怖。母親と少女のやり取りを傍から見ている少女はどうなったというのか…必死で少女を呼び戻そうとする母親の横で叫んでいる少女…少女の笑顔とともに、消滅する像。

新聞に載った記事を見ながら事件を語る博士とエンクミ&マド。
そして件の古物店では別の女子高生たちがまたあの像を手に取って…「世界征服したーい!」三つの眼が一度に開き始めて…真っ赤な画面に、叫び声?

奥様曰く「今回の話が一番後味悪い、世にも奇妙な物語みたいで嫌だ、絶対こうなるんだよ〜、もう嫌だ〜」
大泣きです。

次回、町中の大人がおかしい!?第12話「夢みる石」

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