Thu - February 21, 2008

ソウル行ってきた!!


安くあげるために観光+自由行動+交通+宿泊のパックで行ったんですが、二日目は「達人コース」と称された日程を選択。しかし前日のガイドさんのリサーチによってとても心配がられた我々、なんだか「達人(笑)コース」状態。

この日の行動は、エステとNANTA以外は空港からのマイクロバスの中で希望を聞かれて答えたものからガイドさんが順番やプランを立ててくれた大充実なもの。我々から挙がったのは世界遺産の観光と眼鏡作り(帰国間際に「緑川光さんがブログで言ってた射撃場をすっかり忘れてた、ホテルにチラシもあったのに…!」と思い出したのが、唯一の心残り)。


朝食はアメリカ風ブレックファスト。スケジュールと夜のチケットの関係で、朝イチでエステに行く事になったので普段より大分早め。トマトジュースを頼んだSさんが「甘ーい!?」とビックリしていた様子。砂糖でも入っているかのような甘さだったそうで。食べながら女性陣の話を聞くとTVでドラえもん(韓国語吹き替え)がやってたらしい。節穴←俺の目。

 


約束の時間にエステの運転手さんがロビーへ迎えに来てくれて、一路外国人街のエステへ。メニューが違うので男女別々の入り口(多分提携してる別々の店)。エステエステ行ってますが、要はサウナ(三種)+風呂(通常と薬湯と冷水)+アカスリ+マッサージ(オプション付けた。普段馴染んでる整体的なものと、オイルマッサージやらキュウリパックやら、足裏の角質取り)みたいな。普段良く知らないまま「エステなんて縁がないよなー」と思ってる物もこんな感じなんでしょか。

 

すっかり体がほぐれて軽くなり(物理的には軽くなってないけど)、いい気分。オプション付けたから女性陣を待つ時間も少ないだろうな…と思っていたんですが、甘かったw しかもオイラは勘違いしてまだ出なくても良いようなタイミングで服来ちゃってるしw 暇こいて待合室でNHK見てました。スタッフもTVも飲み物メニュ-も日本語、他にいたお客さんも日本人。異国の感覚ナッシング。男性陣の方のスタッフは待つ羽目になった事に平謝り。女性陣の話によると、スタッフは全然せかす様子も慌てる様子もなく「まだ大丈夫ですよ~」みたいな感じだったとか。これが噂に名高い괜찮아요(ケンチャナヨ/大丈夫)精神なのか?とちょっと思ったり。


終わった所で店の外でガイドさんと再開。マイクロバスで명동(明洞/ミョンドン)へ移動。渋谷とか原宿とかそんなイメージの繁華街。ここでの昼食は설렁탕(ソルロンタン)。どうやらものすごく評判の店らしく、次から次へお客さんが大回転。イメージとしてはファーストフード寄り? ほとんどのお店で感心した事なんだけど、新しく入って来たお客さんが何か言う前に顔を見ただけで店員さんが話しかける言語を使い分けて、それが外れてる様子がない事。多言語が飛び交う観光地のプロの技を見た!て感じ。肝心のソルロンタンは、コラーゲンたっぷり、キムチも肉をつけるタレも絶品。

 


食べ終わったその足で明洞の街をしばらく徒歩。三枚目の写真の真ん中に遠く写ってるのはNソウルタワー。目指すはカナ眼鏡明洞2号店(写真撮る時間的余裕がなかった…)。使ってた眼鏡がウチの腕白お嬢にひしゃげさせられた所で「ソウルは眼鏡作るのも安いらしいよ」という話を聞きつけ、希望行動予定の一つとしてオイラが挙げていたのでした。

  

本気で作って帰るモードになっていたので、色んなフレームを試していたらしい他の人々に目もくれず、今まで使っていたものと似たタイプのフレームをザクザクと検討。大体コレかなというのを決めて話を聞いてみると、

  店員さん「レンズのグレードが数段階、選んだフレームは形状記憶合金製だから他よりちょっと高めです」
  オイラ 「そっか…正直想定してた予算を超えちゃうなあ」
    (でも日本の安い眼鏡の相場と同等を中心に、上下に幅のある価格設定。)
  店「幾ら位を考えてましたか?」
  俺「安いって噂を聞いてたから、ぶっちゃけxxxxウォン位」
  店「そうですか、でしたらレンズとフレームで丁度その値段で作れるようチョイスしてみますよ」
  俺「えー、本当に?いいんですか?」
  店「せっかく遠い所わざわざ来て頂きましたから。これを試着してみて下さい。」
  俺「(試着しつつ)あ、いい感じ。度は今のと同じにして下さい」
  店「わかりました、サイズはこれで大丈夫ですか?」
  俺「オッケーです。じゃ、これで支払いします(手続き)」
  店「ホテルと部屋番号も教えて下さい、出来上がったらフロントに届けておきます」
  俺「えぇぇぇ、マジですかあqwせdrftgyふじこlp!?」

こんな感じ。次の予定まで時間の余裕がないので、手続き終了したら慌ててマイクロバスに乗り込んで行く一行(別の観光客と同乗)。話を聞いてみると、明洞で眼鏡を作る観光客は多いのだけれど、観光の予定が詰まっている事が多いので、観光客限定で行っているサービスとの事。そこまで込み込みなのかも知れないけれど、支払ったのは最初にオイラが想定していると言った金額ジャストのみ。

スムーズに予定行動が進んでいるのはガイドさんが奮闘してくれてるおかげというのは充分わかっていたのだけど、これは普通に店のサービス(とガイドさんは話していた)なんだもんなあ。訪韓中ほかにも何度か感じたけれど、ビジネスとして見た場合、観光客に対する優遇とサービスがすごいなあと感じた次第(オイラは生い立ち的な意味で基準が善光寺商法なせいか、何処の観光地でも例外なく感動してる気がするけどw)。


さて、次の予定は世界遺産の창덕궁(チャンドックン/昌徳宮:李氏朝鮮時代の宮殿)。そう言えば世界遺産も初体験。「宮廷女官チャングムの誓い」の印象的なシーンの撮影にも使われていた模様。オイラは韓流どころか国籍関係なくドラマはほとんど見ないので解説ガイドさんの受け売りですが、母がひと頃見ていたと聞いた覚えがあったので、土産話をすべく気合を入れて見ておりました。解説ツアーのスタート時間によって言語が違うんですが、英語が一日3回、中国語が2回に対して、日本語は一日5回(さっき焦ってたのは、この日本語ツアーの開始時間まで間がなかったから)。それだけ日本人観光客が多いんでしょう。解説ガイドさんのトークは自虐ジョークも交えた、かなり素敵な物でしたw

さて、パンフレットの最初に「昌徳宮は太宗5年(1405)正宮である景福宮についで2番目に建てられた…」とありました。太宗と言えば、イージス艦の名にもなりハングル制定をした世宗の前代王。…て事はハングル文字が生まれる前の建物だよな?と興味を引かれた次第(どうして会話もできないのにこういうピンポイントの、あまり現実に直結しない知識だけはあるのか)。観光用に近年据え付けられた案内図や看板以外、史跡として残っている部分は全て漢字。右下の写真に見えるように、都会の中にいきなり世界遺産。

 

 

下の写真、左は西洋で言うガーゴイルみたいな、屋根の上に置く魔除けのようです。五体いる像は、説明にあった一説によると三蔵法師、孫悟空、緒八戒、沙悟浄…て、もう一体は何ぃぃぃ!? 右の写真が、ロケに使われた辺りらしい魚水門。

 

韓国は日本より北にあるので、寒いです。下手をすると東京より長野や北海道の方が寒冷対策がされていて室内は暖かいと言うのと同じように、韓国でも古くから暖房設備が整備されていたようです。床下に暖気を通す온돌(オンドル)。その分床が高くなってます。オンドゥルじゃないよ(両方よく知らなかったので、何か関係があるのかと本気で勘違いしてた)!

  

宮内だけでなく市内そこら中で(巣も)見かけたのがカササギ。なんで鳥マニアでもないオイラが鳴き声だけで解ったんだろうと思ってたら、日本では九州の一部にいる位だそうで。そっか、奥様の実家の辺りで言うカチガラスだからか!

 

奥へ進んで、下働きの人たちが居住していたエリア。造りや建材、建築様式が一目で違うのが見て取れます。身分制度の上下が大きくある時代だから材質や造りが粗末なのは仕方ないとして、門が狭いのはともかく低いのは下働きの効率悪かったんじゃないだろうか、と考えるのは現代の視点なんでしょうか…。使われている文字はやはり全て漢字。

 

 

(地形的な意味で)山あり谷ありの見学を終えて、城壁をてろてろと歩いて出口へ向かう途中…ごっつい樹齢のぶっとい木と、市街地やうっすら見えるNソウウルタワー。

  


バスに戻った所でもらった漢方五味子茶の試供品(漢方だけあって薬の味が強いけど、飲みやすい味がついてて、何より歩き回った後だったのでゴクゴク飲んでしまった)。その直後にお茶する予定になってたんですがw

   

いい感じの店内でゆず茶を頂きながら、三日目の予定を検討。色々見てたらNソウルタワーも見てみたくなったと言う事で、オプションツアー(食事付き)を付ける事に。

 


次。オミヤゲを買うために東和免税店へ。オイラは人に配る用のお菓子類(唐辛子チョコを山ほど…食べてる最中は普通にチョコなのに食後に辛い、不思議!なチョコ。半分ネタのつもりもあったんだけど、聞いてみると辛いチョコというジャンルは世界的にあるらしく。そう言えば「世界ウルルン滞在記」でギャル曽根が持ってった豆板醤がゴディバのチョコレート職人に具材として気に入られていたなあ)と、行程中に話題になる事が多かったBBクリームを。何の知識もなく何も考えず買ったら、日本未発売のものだったらしい…w。奥様用と、子供が生まれてから何度も急に来てもらって面倒見てくれてる母親用に二つ。あとは自宅用に細かいもの。別フロアにブランドショップもあって、某さんは時間が足りなくて大変だったらしい。

 


すぐ近くに朝鮮日報本社が。日本語記事も読めるのでネットでたまに記事を読む事がある旨を話したら「日本で言うと読売新聞の立場が近いでしょうか(後で調べて知ったけど、評価としてはやはり保守なのね)。日本で反対の位置にいる朝日新聞はゴニョゴニョ…」との事。海外にまで評判が轟いてますよー!



夕食。キムチチゲ。海鮮チヂミも追加で。この頃になると、辛いエスニックから久しくご無沙汰していたオイラも大分慣れて「辛ー!旨ー!」ばっかり言いながら食べてますが、正直この日程の間毎食毎食食べ過ぎです。



 


さて、今回の訪韓のメインエベントのひとつ、NANTAへ。ものすごく砕いて言うと「台所を舞台にして台所用具を楽器にした、コメディタッチのリズムパフォーマンス」。こちらの舞台はそう言うもんなのか「会場内は撮影できますが、ステージが始まったら撮影はしないで下さいね」との注意を受ける。ちょいと新鮮。せっかくなので撮れる間はカシャリンコ。

  

言葉がわからなくても楽しめる、てのは伊達じゃない(単語程度の英語は解った方が良いかもだけど、それも見てればわかる)。特に隣ブロックにいた子供達はバカウケ。ものすごいスピードで正確なビート。人体じゃなくて色んな道具を使ったケチャを想像してみて下さい。
前から三列目位の良い席だったので、包丁を使ってる時は「もしすっぽ抜けてこっちに飛んで来たらどうしよう!」とヒヤヒヤしたりもしましたが。ステージ上で野菜を切り刻み、一部は実際に料理をして、ヒく人さえいる位にステージ上は野菜クズだらけになり(掃除するシーンがある)、客席から何人かはステージに上げられて進行に巻き込まれる。いやあ面白かった、すごかった、楽しかった。

サウンド関係な人的には「なんだあの激しくて正確なリズムは」…てんで、「会社で資料として買っておくれよぅ」とサントラCDをおねだりw 写真を載せるのは控えてますが、終演後に役者さんにサインを貰ったり写真撮影もokと言う事なので、サントラのジャケットに全員のサインを貰い、とても楽しかった旨を(日本語で)伝えて、握手。女性以外は皆似てる人の心当たりがあるんだよなあ…w

  


ともかく大満足して帰途に。本当は乗り方だけ教えてもらって劇場からホテルまで地下鉄で帰る予定だったのだけど、時間が遅くなったからか、やはり我々はハタから見てて不安なのか、一旦マイクロバスでホテルまで帰って、それから最寄りの駅までの道順と乗り方を教えてもらう事に。連日遅くまでありがとうございました>ガイドさん
ホテルに戻る足で昨日と同じコンビニへ。一口目はビックリしたもののハマったLiptonピーチティーをお買い上げ。Sさんが前日に感激していたオマケのオツマミ、あれは前日までのキャンペーンだった模様。でもいたく気に入ったようで、今度は同じものをちゃんと買っていたみたい。

眼鏡は無事に届いていました。すげえ!度もサイズもピッタリ!

部屋に戻って昨日のリベンジ。ケーブルTVのチャンネルを延々と回しているとアニメchを二つ三つ発見。ドラゴンボールZドラえもん(大山のぶ代期の絵)、幽遊白書デジきゃらっと仮面ライダーカブトを確認(全部吹き替えみたい)。

だらだら本の続きを読みつつ、眠気がやって来たのでおやすみなさい。

同行者ブログ二日目も合わせてどうぞ。

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