Wed - December 31, 2003

人体の不思議展


前回あまりにも人が多くて断念した「人体の不思議展」。今回は大晦日の空いてる時間帯。これで入れなかったらもう縁がないものと思うしかないタイミング。ちょっと早くて割引使うには少々待ち時間がありつつ、無事入場。

それでも入場してすぐにまた混んで来ました。最初にガイドブックを買いつつも、見ながら巡回する、なんて事ができる状況でなく、展示物だけでもおなかいっぱい、興味津々。主催側のコメントとして「興味本位よりは健康志向の表れだろう」というのがありましたが、すいません僕どっちかってーと興味が先に立ってます。それでもこないだの健康診断で引っかかりかけた臓器のあたりは熱心に見ちゃいましたけどー!それでも人体を通ってる血管や神経の経路とか、骨格とか、臓器とか、実際に目にする機会はないのでやはり面白いのです。

前回の広告で見て興味を持ちつつ見に行けなくて残念だった人体の輪切りも無事見れまして。展示物全般に言えるんだけど、気持ち悪いとかそーいった気持ちよりも、どっちかっつーと「クール!」とか「スゲェ」て感覚の方しかありませんでした。一緒に行ったツレ(前回のものも見に行った)曰く「前回の方が生々しかったなぁ」だそうですが。ちなみに前回はドイツと、今回は中国との協力体制で実現しているそうです。

各臓器の展示はともあれ、全身の様々な解剖はインパクトすげぇもんでした。どうしてこんなに切断面がキレイなんだろう、と思いつつ(森鴎外の息子が医大生時代に標本作ってた時の「鋸クズ」の話とかあるもんな)、最後の方で「これどー見てもロボットの変形過程みてぇ」とか「なんかすごい開き方してんな」とか「こーいう筋肉の展開してるモンスターデザインはアリだよな」とか非常に不埒な事を思ったのもあったりしましたが、脳の重さを手で持って実感したり、実際に筋肉を手で触って感触を確認したり...と、普段は絶対に知り得ない事が知れる、というのはやっぱりスゴイよな。

あーでも一緒に行ったツレ(カノジョなひと、医大卒なので実習経験あり)曰く「標本は固いけど、肺はもっとフワフワしてるのー!」だそうで。現場を知ってる人には敵いません。

帰りの電車の中でガイドブックを開きましたが、やっぱりあまり人が多いところで読むもんじゃありませんな(笑

年越し蕎麦とか買って帰ったりしつつ、今年の日記はこれでおしまい。
来年もよろしくお願いいたします(なんともツイデっぽい場所に書いてみたり)。

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