Sun - November 2, 2003

金管合奏曲・曲名未定(4かいめ合宿第2日編)


前日の狂乱のせいか翌朝の練習場は酒臭いのなんの...という事がなかった朝。10年以上やってて初めてじゃないか?こんなの。ウワバミの親玉が何人かいなかっただけのせいなんですが。

あんな体調で最後まで飲んでたせいで、当たり前のように朝起きたのは練習時間ギリギリになってから。当然朝食は取れず。でも二日ぶりに布団で寝れた(涙)ので、体力もかなり回復...睡眠不足はまた別問題として。

午前の練習、昼食、午後の分奏(今回は弦と木管金管なので、金管合奏の曲はなし)、合奏とスケジュールは進行。時間に余裕があったら譜読みして遊んでみよう、と言っていたチャイコフスキーの4番、時間が足りなくなって結局できず。

そして待ってましたの宴会(初参加の方の挨拶とか、先生の講評とかがあったりする正式なもの)。しかもこの2回ほどなかった鍋がある!やったぁ!講評の中で、僕の曲の事も触れられて腰が砕けてシオシオになってしまう場面があったり。
宴会の席でこの直後のアンサンブル大会参加の登録を行うので昨日やってみた曲を...だけかと思いきや、件の金管合奏、まだ演奏者以外はほとんど聴いた事がないので、まわりから「やっちゃえやっちゃえー」との声も多く。でもちゃんと読み切れてない箇所も多いので嫌がるプレイヤーもいたりして。プレイヤーもひとり足りないし。結局ホルンの方にin Fで書いたトロンボーンの楽譜をお渡しして、シャープ7つを嫌がられたりしつつ、そのメンバーでは一度も合わせた事のないままにアンサンブル大会に突入。

ホワイトボードに演奏順を書く時に曲名を聞かれたはいいけど「まだないんですよー、考えなきゃ」とか言ってるウチに、他のひとたちは「誰々作曲、曲名なんとか:演奏は誰たち」とか書いてる中「金管 花岡大先生作曲」とか書くのはやめて下さいM氏。あわててそれっぽい風に書き直した訳ですが。

えー、作曲してそれを演奏者に頼む場合、特にレコーディングでなく演奏会の時って、練習してきて本番になったらもう客席で祈ってるしかないのですよ。それが今回は自作自演(某巨大掲示板で使われる意味でなく、本来の意味)なので、そこんところはまだ楽かな、と思ってたんですが。...あ〜、作曲家のプレッシャーと演奏家としての緊張、両方が相乗効果で大変な事になってしまいました(とほほ)。演奏する前の緊張、アレは前例がなかったなぁ。

んで、順番がまわってきまして。初めに、今回曲書いたイキサツとかいろいろ喋ってもー訳わかんなくなって(オイラが曲書きの仕事してる、て知らない人もいる訳だし)、演奏。なんだか普段よりもテンポが早い。そして一番最初の音を外す作曲者(爆死)。どーにかこーにか演奏終了。
これこれこーゆー読みにくい譜面のままで、と弁解しつつ、スコアに目を通して頂くのがまた更に緊張。自分ではあまり厳密に形式を守ったつもりはなかったのだけど、Rondes Brillianteだねー、という事を言われたり。確かに古典的な調性の使い方ではないんだけど、それでも無調ではないせいか、意外に抵抗なく聴いていただけたみたいで。そしていろいろ聞いた感想から、曲名のアイディアも浮かんだりして。ちょいと辞書引かないと細かいニュアンスが使い分けられない箇所があるので、曲名決定はまた後日なんだけれども。

アンサンブル大会終了後、大学オーケストラ経験者には有名らしい金管五重奏をやってみたり。その譜面を読んで演奏しながら思った。やっぱりオイラ程度の曲だったら、調号コロコロ変えるより、臨時記号で処理してった方が読みやすいな、と。そしてフラット5つ付きっぱなしの曲を演奏して他の人が言った感想。「ハナオカさんの曲やったから、臨時記号を読む能力が上がってるかも」...ハイ、自分でもそう思いますです(泣き笑い)。だって、いつもだったらアタフタしちゃうような部分ができるんだもの!

体力の限界近く、夜遅くまで合奏して遊んで、再度狂乱の酒宴へなだれ込み。今度は泡盛(オイラは匂いが苦手で飲まないんだけど)とか新しい酒があったり...また4時寝だよぅ。

Categories
Total entries:

Archives
rss