Sun - June 13, 2004

曲書いてたんですけどね


先日合宿のエントリでもちょろっと触れてたように、アンコール曲を書いてたのです。久々にフル編成の曲書いて、スコアの形にして、パート譜も作って、山のようなプリントアウトもして、ようやく音出しまで漕ぎ着けました。

…え~、結論を先に書きますと、今回は演奏しません。
そもそも演奏会、来週末ですから!…残念っ。仕事以外でも曲書こうとする職業作曲家…斬りっ!

曲自体は「大河ドラマみたい~」とか「いい旋律(戦慄とか変換しやがったよ)だ」とか「新婚の割に暗い曲だね」とか色々言われて(汗、まぁ評判は自分で思ってたよりも上々だったんですが、やはりソリストを迎えての演奏会のアンコールに乗せるには難易度が高いかな、と言う事になりました。慌ててやるには勿体ない曲だ、と。社交辞令かも知れないけど、プログラム自体に乗せる可能性も語られつつ、今回はあくまでもスルー。

反省点。
・スコアからクラリネットのソロメロディが一カ所抜けてたのは素人レベルのミス(パート譜には書いてた)。
・安心し切ってたフルートで音域外の音を書いてた…あえてピッコロ外す意味ねーじゃんよ!
・コンピュータ上で作曲する事で特定の調に縛られる事はなくなった反面、記譜能力が著しく低下(涙
・そんな訳で臨時記号の嵐になって…やはり調性を分かりやすく演奏者に伝えてこその譜面ですから!
・あの調だったらやっぱりトランペットはin Cよりin Bbの方が良かったって。
・だったら、f mollでなくe mollで書いた方が良かったよなぁ。<オケ的には
・Logicでの楽譜作成の限界もちょっと見えて来た…これは要望をフィードバックしとこう。

そんな訳なんで、また手を入れるんですけどね、今回の演奏会だからあるgongの箇所をどうしようかいな、と(笑
音そのものを作る事に腐心していると、伝達手段の楽譜を作るために必要な労力を実際よりもはるかに小さく見積もってしまうのが駄目ですよ、というのが非常に大きな反省となって残ったのでした…とほほ。

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